子育てに優しいことでも有名な江戸川区。

緑や広い公園が多いこと、子育て支援も充実してることにも恩恵をかんじます。
けれど、私が仕事復帰しようとしたときは、保育園は激戦ムードでした。
0歳児から預かってもらえる保育園の少なさや、認可外保育園も10人以上の空き待ち状態。

ですが、近年では待機児童対策が積極的に行われていて、保育園が次々と新設されています。
江戸川区の保育園事情・待機児童数について紹介します。
江戸川区の保育園の現状と待機児童数
江戸川区に限らず近年働く女性が増えている中で、待機児童については、いく度も問題視されてきました。
今でも完全には解消されているとは言い切れないと思いますが、だいぶ多くの新設園が増えているはずです。
現状は、どういう状態なのか調べました。
江戸川区の保育園の新設・受け入れ園児数
江戸川区でも本格的に待機児童対策がとられていて、区内には続々と保育園が設立されています。
とくに、ここ数年では急ピッチで増やしたことがわかります。
- 2018年開設園・・小規模保育所(19名以下の保育園)や事業所内保育所を含めて、計19園が新設。
- 2019年開設園・・認可保育園が14か所、事業所内保育所が1か所の、計15園が新設。
単純に0歳~5歳児までの合計の預かり人数でいうと、2018年度には1200人強、2019年には1000人強も増えたことになります。
※2019年度までの内容になります。その後も新設されているようですが、詳しくは区にお問い合わせください。
江戸川区の待機児童数は減っている?
江戸川区の待機児童数です。
- 2018年 440名
- 2019年 170名
2018年度とくらべて2019年度では、270名もの待機児童が減少しています。
けれど、まだ170名もの待機児童がいて、だいぶ減ったとはいえ、困っている家庭がまだまだいるのが現実です。
育休明けで仕事復帰に向けて入園を希望するのは0歳や1歳児に集中するため、待機児童全部を一度に解消することはなかなか難しいと思われます。
区としては続々と保育園を新設・増設などして解消に近づけさせてはいます。
2020年も引き続き新設園や、認証から認可保育園とする、園児の増員などを行うことになっています。
区としては、待機児童対策を可能な限り施行しているのがうかがえます。
新設の保育園への不安
江戸川区で保育園を新設する場合、当然のことながら、ちゃんとした規定をクリアしないと作る事ができないようになっています。
新設の保育園を調べてみると、すでにいくつかの保育園を経営している法人(会社)が運営していることが分かります。
新設の園でも、保育の理念や園の遊びや教育方針など、園が「大切にしていること」が運営元のホームページなどに書かれている場合が多いので、必ずチェックしてみましょう!そして納得のいく園に希望しましょう。
園によっては、英語や体操など講師の人を呼び取り入れ実施しているところもあるようです。
保育園はキレイさ、清潔であることも魅力ですが、必ず見学して知りたいことは確認しておくことをオススメします!
- 保育士さんが少ないように感じた…。
- 園の食事の量が、少なく感じた。
- 園庭が狭く、外遊びはどれぐらいさせてくれるのか心配。
新設園に見学に行ったママの話です。
どこにポイントをおくかは、ママ次第ですが、幼児期の大事な時期なので納得のいくところに預けたいですね。
江戸川区の保育園で0歳児から預かって欲しい
江戸川区の保育園においての考え方
意見「仕事をしていますが0歳児保育を行っている認可保育園が少ないのでもっと増やしてください。」
回答「区は、低年齢期は健全な親子関係や人間性の基礎を確立する大切な時期であり、とりわけ0歳児期はぬくもりと愛情あふれる家庭的な環境で育てることが重要であると考えています。このため、区立保育園では0歳児保育を実施していません。」
参照元:江戸川区の公式HPより
江戸川区としては、上のような考え方があるんですね。
でも、なるべく早く復帰しないといけない家庭の事情・会社の規約などがあって困るという家庭もあります。
江戸川区では、0歳児保育園が少ない代わりの対策として、「保育ママ」制度を取り入れてます。
保育ママは、ママひとりあたり少人数の子どもを見ることで、家庭内での子育てに近い形で保育が行えるというメリットがあり、昭和44年より取り入れています。
保育ママに預けるとは
前述しましたように、江戸川区には「保育ママ」制度もあります。
でもまだ0歳というと、産まれて身体もやわらかく立つこともままならない・・。
保育ママって、保育士の資格がなくてもなれるもの。本当に大丈夫なの?と心配もあると思います。
保育ママになるには一定の条件があり(年齢・子育て経験・未就学児がいないなど)、研修を受けた上で、区として保育ママの認定を行うとなっています。
保育士さんは一人で複数の子を見なければならない。保育ママは少人数で手厚く見てくれる。
単純な比較だとそうなりますが、あとはどうしても人と人同士の信頼によるものになってしまうと思います。
私が児童館で見かけた保育ママは、1対1でちゃんと寄り添って遊んであげているように見えました。
2018年7月1日時点では、区内に178名の保育ママがいます。
管轄名 | 保育ママ数 |
小松川事務所管轄 | 9名 |
区役所管轄 | 48名 |
葛西事務所管轄(北部) | 22名 |
葛西事務所管轄(南部) | 43名 |
小岩管轄 | 17名 |
東部管轄 | 28名 |
鹿骨管轄 | 11名 |
保育ママについて詳しくはコチラ(江戸川区公式HP)
私立の認可保育園・認証保育園に預ける
2019年4月から開園した新設園では、15園中13園で0歳児クラスを設けていました。
区の考えはあるものの、時代の流れに沿った方向に意見なども取り入れつつあるようです。
0歳児の認可保育園数は?
江戸川区の方針として、区立保育園では0歳児保育を行わないというのがあります。
私立の認可保育園も以前は0歳から受け入れている園が少なかったのですが、新設園には多く取り入れられてます。
競争率はまだ激しいかもしれませんが、以前よりは預けられるところがだいぶ増えました。
預け始められるのは、生後57日目~が多く、5か月~などと保育園によって違います。
↓認可保育園について、こちらもご参考。
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認証保育園の0歳児園は?
0歳児保育を行ってる園は、2019年4月現在で20園あります。
葛西、小岩付近は多いですが、都営新宿線沿い、平井方面が少ないのが現状です。
そのうち、0~2歳児まで対象として預かりをしている保育園がほとんどです。その場合、途中で転園しなければならないんですよね。
新設園が増えたおかげか、3歳児で定員割れしている園もチラホラ見かけます。
1歳児クラスから募集をかける園も多いので、早めのタイミングで認可保育園への転園を申し込んでおいた方がよさそうです。
↓保活については、こちらをご参考。
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