江戸川区の区立認可保育園は、江戸川区に限らず公立の保育園は、全国的に民営化が進んでいます。
保育園の民営化とは?
市や区など自治体で運営していた区立保育園を、民間の企業団体等へと運営元をうつすことです。
それによって、保育園は区立(市立)から、私立保育園になります。
区で運営されている区立保育園で働く保育士さんは、保育士の資格を持った区の職員(公務員)ということになります。
民営化は現在も進行形で、江戸川区では年に1~2園ずつ区立⇒私立認可保育園へと変わっていっています。
「〇〇おひさま保育園」という名前の園は、元々は区立の認可保育園だった園です。
今後も民営化していく方針とのことですが、区立の認可保育園は安定しているイメージがあって、密かに人気です。


認可保育園の入園を検討しているママの参考に、ここでは区立保育園の紹介をしていきたいと思います。
江戸川区の区立認可保育園ってどんなところ?
2019年5月現在では、江戸川区に区立の認可保育園は34か所あります。
特に葛西には多く、34園中12園は葛西地区です。
はじめて保育園に預けようとするママにとって、区立は私立とどう違うの?民営化したらどうなるの?などと、気になるところだと思います。
江戸川区区立認可保育園の特徴
区立認可保育園の特徴とは、次の通りです。
- 私立に比べると、ベテランの保育士さんが多い。
- 各園ごとのホームページは開設しておらず、区のホームページに掲載されている。
- 設立年は古いところが多いが、施設は鉄筋コンクリートでしっかりした作り。
- 1歳児からの保育が基本で、0歳児から保育している園は2019年5月現在はゼロ。
- 延長保育時間が、私立に比べると短いところが多い。
- 保育園申込みは、私立保育園より後の第2回目に行われる。
区立の認可保育園を希望するときに気をつけること
開園時間は、7時半~18時半を基本としています。
それ以降の延長保育を行っている園は少ないので、残業があるママは注意が必要です。
1歳児からの預かりが多い区立ですが、4月~9月までにかけて離乳食を完了させていくとのこと。

また、順次民営化されていくので、在園中に先生方が変わる可能性もあります。
区立認可保育園の民営化について詳しく。
民営化にすることで、区立保育園の運営にかかっている区や市の財政の負担が軽くなります。
そのため、少しずつ保育園を民間企業などに託し、現在かかっている運営費を他の支援にまわそうというのが目的です。
在園途中で民営化される場合は?
民営化になる園は、1年半ほど前に告知されます。
保育士さんは区の職員の保育士さんから、民間の保育士さんに変わることになります。
職員が入れ替えになると、やっぱり心配の声もありますが、元々区立の保育園では職員の異動があります。
けれど総入れ替えとなると話は別、その辺は保護者などの意見をしっかり配慮し、保育などの基本的な方針はそのまま引き継ぎが行われるとのことです。
「職員の7割は保育実務経験者とすること」などの配慮もあります。(江戸川区ホームページの区立保育園民営化の進め方より)
経営団体が一緒のおひさま保育園間で人員を調整し、保育士さんを配置するようです。
実際に通園中に民営化した園にいたママの話によると、1番大きかったのは園長先生が変わったことで、当然ながら園の雰囲気が少し変わったと話していました。
環境が変わると慣れないという子どももたくさんいると思います。気になる点があれば遠慮せずに、配慮してもらうようにしましょう。
運営する「社会福祉法人えどがわ」とは?
次々と民営化になる園を引き受けて、どんな団体なの?と、気になりますよね。
社会福祉法人えどがわは、認可私立保育園・私立幼稚園が一体となって、設立された法人団体だそうです。
代表は、理事長に江戸川区私立幼稚園協会 会長、副理事長に江戸川区認可私立保育園園長会 会長がなっています。
区立から「〇〇おひさま保育園」と名前を変えて私立認可保育園になった園を多数経営しています。
ホームページには、事業計画・報告等がしっかりとなされ、私立保育園を運営しているところよりもしっかりと情報公開しているのはポイントが高いと思います。
最後に
区立の認可保育園が民営化されることだけに限らず、幼児を長時間預けていることで、心配なこと、知りたいことなどが出てくることがあります。
区としては、十分な配慮を行うといっていますが、子供によっても対応出来ない子もいると思います。
前もって民営化について、パパママたちが気をつけておくことが出来れば幸いです。